フキノトウ

February/01

1月の絵日記から

ピンクのニセコアンヌプリ

1/6. 雲ひとつない空が拡がり ニセコアンヌプリの白い山がピンクに染まった 8時10分羊蹄山の右肩からさっと眩しい白い光りが射した 元旦は初日の出が見られなかった 曇空だが空気が湿っていて穏やかな新年を迎えた

シェークハンドを練習中

日の出の羊蹄山

1/14 昨日までの荒れた天気がおさまって朝から無風快晴 地上放射冷却によりこの冬一番の冷え込み 裏の雑木林に太陽が差し込んでダンダラの縞ができた

1/26 ナナカマドの樹にツグミが群がって赤い実を奪い合っていた 松の木の枝は積もった雪をもうこれ以上のせられないと重たげに撓っていた

友人から銀杏の実をたくさん貰ったので炊き込みご飯にした

ナナカマドに群がるツグミ

去年1年間に作った短歌をまとめて手作りで1冊の本にした 155首あった
夢のあとまなうらに残るは桜花現に見るは雪の華にて

ゆっくりと気付かぬ程にほどけくる蘭の蕾の静かな気配

胸の底ねじれし時計動かざりそっと抱えて生きゆくばかり

地上のものすべて埋もれと降る雪をただ茫として日暮れとなれり

山の背は黄金に染まりいま強き光射しきて盲(めしい)となれり

風起きて枝揺さぶればスノーシャワー頬にかかりて火照りしずめる